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幻のシャクナゲ栽培

 お父さんが経営していたアララギ園を、坂井さんが引き継いだのは、昭和48年のことでした。当時は、名前の通り、アララギ(イチイ)を中心に育て、販売していました。

「今後はなにか、新しい植物を育てたい」

 そう思いながら山を歩いていた坂井さんは、大輪の花をつけた美しいシャクナゲに目を奪われます。浅間山には、様々な植物が自生していましたが、その中でも一段と美しく高貴に咲いているのが、シャクナゲでした。こんな花を育てることができたら、庭木として大人気になるに違いない。



 当時、シャクナゲを種から育てている人は、ほとんどいませんでした。新潟でごくわずか、ビニールハウスでシャクナゲを育てている人がいるにはいたのですが、ハウスなので、小さいものばかりです。大きなシャクナゲを育てるには、山から採ってくるしかないのですが、それは違法な上に、手間ばかりかかるので、わざわざ山からシャクナゲを採ってくる人もいなかったのです。それだけに、シャクナゲは高級品でした。

坂井さんは決心しました。
「種からシャクナゲを育てよう」