トップページ

シャクナゲ園とは?
アクセス
シャクナゲ園の四季
ヤクシマシャクナゲ
アズマシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ

アララギ園とは?
幻のシャクナゲ栽培
アララギ園のプロジェクトX
苦節10年
シャクナゲ園の誕生
これからのアララギ園

嬬恋村の観光
インタープリテーション
リンク
サイトマップ

これからのアララギ園

 バブル崩壊の余波はこの業界にも来ているようで、シャクナゲの売り上げは、昔よりも落ちているといいます。その原因を、坂井さんが解説してくれました。同じ種類のシャクナゲを定期的に卸していると、はじめは売れても、だんだん売れなくなってくるそうです。

「シャクナゲ買って、ちゃんと育てば、日本の庭なら、3本くらいあれば充分なんだよね。また、うまく根付かなくて2回も枯らしたら、もうシャクナゲはいいやって思っちゃう。どっちにしろ、同じものばかりだと売れなくなるんだ。その事に6年くらい前に気がついて、今はいろんな種類の種をまくようにしてる」

去年は、シャクナゲ畑の片隅に、見事なコマクサが花をつけていました。寄付されたコマクサの一部は、シャクナゲ園ハイキングコースの、展望台地で見ることができます。



 坂井さんの成功哲学が、形になったものがアララギ園であり、シャクナゲ園なのだと思います。シャクナゲ園は、今後も嬬恋村にとっての財産となるでしょう。数年後、数十年後に、坂井さんの哲学が、今度はどんな形で実を結ぶのか、同じ村に住む者として、興味がつきません。これは、別に宣伝するわけではありませんが、アララギ園では、業者の方を対象にした庭木の販売も行っています。興味のある方は、アララギ園の坂井社長まで、ご連絡ください。

 それは、ともかくとして、日本ではじめてシャクナゲの植樹に成功した坂井さんは、その苦労を聞くたびに、ほんとうに凄い人だと実感しますが、その坂井さんの凄みは、苦労して育てたシャクナゲをポンと惜しげもなく嬬恋村に寄付したことにあります。

 シャクナゲ園は、坂井さんの寄付によってできた村営公園ですが、その志は、嬬恋村村民の感動をよび、役場の人も、観光関係者の人も、続々とシャクナゲ園に集まり、植樹の手伝いに行きました。そして、村民がボランティアで、5年かかりで、浅間高原しゃくなげ園は完成したのです。まさに浅間高原しゃくなげ園は、嬬恋村におけるプロジェクトXなのです。