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エゾシカ牧場(北軽井沢)

 エゾシカ牧場は、鬼押出園の隣にあります。

 ニホンジカは通常14亜種ほどに分類されており、沿海州・中国東南部・台湾などに8亜種、日本列島に6亜種が認められています。その6亜種とは、

   エゾシカ・ホンシュウジカ・キュウシュウジカ
   マゲシカ・ヤクシカ・ケラマジカ

で、その中でもエゾシカは日本列島に生息するニホンジカのうち最も大型の亜種であり、北海道のみに生息します。そのエゾシカが、なぜ北軽井沢にあるんでしょうか? 実は、これには深いわけがあるのです。

 2000年、有珠山が大爆発し、多くの人々が有珠山ふきんから避難しました。そして、いつ帰れるかわからなくなったのです。こういう場合、一番かわいそうなのは、人間に飼われていた動物たちです。家畜や犬猫なら一緒に避難できますが、公園で飼われていた鹿たちは、置いてきぼりにされたうえに逃げ場もありませんでした。
 そこで手をさしのべたのが、その昔、浅間の大爆発で苦しめられたことのある嬬恋村の人々でした。鹿たちを引き取ることになり、4頭のエゾシカ(オス1頭・メス2頭・コジカメス1頭)が、2000年6月に北海道より連れられて来たのです。というわけで、エゾシカ牧場といっても、大量のエゾシカがいるわけではありません。北海道から避難してきたエゾシカたちが数頭いるだけなんですね。
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