和美峠ハイキング

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和美峠


 和美峠(わみとうげ)は長野県と群馬県の県境に位置する峠。標高は984メートル。長野県の軽井沢側からはほとんど平坦で、群馬側も付近の入山峠や碓氷峠に比べて傾斜が緩やかです。このため江戸時代には物流に利用されました。信濃国からは米穀が、上野国からは塩、茶や日用雑貨が主に運ばれていました。借宿から峠の間には道標を兼ねた馬頭尊などの石造物が点々と残ります。当時、軽井沢三宿(軽井沢・沓掛・追分宿)にとってこの道が中馬に利用されることは不利益にあたったため、借宿に間道通行禁止の立札を立てたり間道を通る粗朶薪の不買をしたりしましたが、効果は低かったようです。

 しかし、享保7年(1722年)1月の大雪を契機に岩村田(現・佐久市)から香峠を越える日影新道が認められ、また内山村(現・佐久市)から内山峠を経て市野萱に通じる内山通りができますと、商品流通はそちらに移行していきました。文化11年5月8日(1814年6月25日)には幕府測量方の伊能忠敬が追分宿から和美峠と初鳥屋宿を通って脇往還の測量を行ないました。また明治3年(1870年)には英国人・アダムスらが信州の養蚕視察のためこの峠を通っています。