閼伽流山と明泉寺 |
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閼伽流山と明泉寺佐久市香坂の閼伽流山麓にある閼伽流山明泉寺。平安朝初期、天台宗慈覚大師が諸国を巡錫した際に建立されたといいます。その頃は、香坂一帯が湖であり、その風光が比叡山から琵琶湖周辺の景色に良く似ていたため、閼伽流という名がつけられたと伝わります。(※閼伽は、「清らかな水」の意) ここは、仏道修行の霊地として知られ、観音堂脇の岩間から清冽な泉がわき出ています。冷水(閼伽)が流れる山ということから閼伽流山の名が生まれました。同寺がある閼伽流山は信仰の山として知られ、山腹の切立った崖下には、千手観音堂や鐘楼、無数の石仏群があります。この石仏は、西国33番、秩父34番、坂東33番の百観音石仏で、伊那高遠の石仏師が彫ったとされます。長い歳月風雪にさらされ、文字などは判別しにくいですが、逆に丸みを帯び見る者の心を和ませてくれます。 また、観音堂の裏から同山の仙人ヶ岳に登ると山頂には展望台があり、八ヶ岳や蓼科山等が一望できます。同寺には、大正12年8月に当時摂政宮であった昭和天皇も行啓。閼伽流山の名を一躍有名にしました。ふもとの明泉寺から百体観音のある観音堂まで30分のハイキングコースとなっており、歌碑や石仏があります。更に、5分で登れる仙人ヶ岳は佐久平一望の展望台で、昭和天皇が野点をされたところ。大正12年8月に当時摂政宮であった昭和天皇も行啓。閼伽流山の名を一躍有名にしました。 長野県佐久市香坂西地2772 0267−68−3802 |
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