蕃松院

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蕃松院


 当山はご本尊に釈迦牟尼佛(お釈迦様)を戴く曹洞宗で、本山は永平寺(福井)と総持寺(鶴見)です。寺殿によると、かつて西方にあった明法寺は戦火に遭い、現中門の西に移りました。その後、天正8(1580)年儀山げん孝大和尚により整備され、曹洞宗として開山されました。天正11(1583)年、戦国の武将、田口城主依田信蕃は、岩尾城を攻め、弟源八郎と共に没しました。その子松平康国、小諸城主となるや父信蕃の追福供養を念じ、その居館跡に堂宇を再建し、父の御戒名「蕃松院殿節叟良○大居士」より寺号をとり蕃松院としました。

 江戸時代に入り、この地は田野口藩の領下となり、天明6(1786)年より歴代藩主のお位牌を安置し菩提寺となりました。寛政2(1790)年落雷のため焼失しました。現本堂は文政5年の再建ですが、特にその規模は県内屈指で、彫刻の多用等江戸時代後期の曹洞宗建築の特色を今に伝えています。

歴代住職は正法の興隆と檀信徒の安祥を願い護持発展に精励されました。とくに明治初期、第21世新井良音大和尚、仁王門の建立等に努め中興の祖と敬慕されています。寺の裏山には信蕃の墓と伝えられている五輪塔があり、後方には古城が高くそびえます。実に、風光清秀の中に堂宇整然とした佐久の一大古刹です。


お釈迦様を本尊とする曹洞宗。戦国の武将依田信蕃を開基とし、江戸時代には、田野口藩の菩提寺となる。現本堂は圏内屈指の規模で彫刻の多用等江戸期の曹洞宗建築の特色を伝える。