箱島湧水 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
箱島湧水不動尊にある大杉は、5.30メートル、高さ23メートル、樹齢は約400年。町の天然記念物「箱島不動堂の大杉」。その根元からこんこんと湧き出るこの湧水は、日量約3万トンもの豊富な湧出量を誇っています。良質の水は鳴沢川となり町内の飲料水、農業用水、養鱒場用水として利用されています。下流ではホタルが生息し、6月〜7月下旬ごろ見頃となります。箱島湧水と榛名湖はつながっている、という伝説その昔、原町の善導寺に第二世「円光上人」という人物がいた。そこへ怨敵に追われた木部宮内少輔の「北の方」(円光上人の母)が突然訪れ、よもやま話をしていた。円光上人は母が追われている身とは知らず、何気なく別れを告げたが、それが最後の別れとなり、「北の方」は『息子に会えてもう思い残すことはない』と榛名湖へ向かい、待女とともに入水して果ててしまった。その後、榛名湖には大蛇が棲むという話が取り沙汰され、大蛇は「北の方」の化身だと思われるようになった。そこで、供養のために、「北の方」の位牌を榛名湖へ沈めたところ、その位牌がここ箱島の湧水から出てきたという。この位牌は、今もなお箱島不動尊に納められている。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||