榛名山 |
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榛名山榛名山は、関東地方の北部の群馬県にある上毛三山の一つであり、古来山岳信仰を受けてきた山です。山の南西麓に榛名神社が祀られています。山頂にはカルデラ湖である榛名湖と中央火口丘の榛名富士(標高1390.3m)があります。6世紀前半に約30年の間隔を空けて大きな噴火をしたと見られています。中央のカルデラと榛名富士を最高峰の掃部ヶ岳(標高1449m)、天目山(1303m)、尖った峰の相馬山(1411m)、二ッ岳(1344m)、典型的な溶岩円頂丘の烏帽子岳(1363m)、鬢櫛山(1350m)などが囲み、更に外側にも水沢山(浅間山 1194m)、鷹ノ巣山(956m)、三ッ峰山(1315m)、杏が岳(1292m)、古賀良山(982m)、五万石(1060m)など数多くの側火山があって、非常に多くの峰をもつ複雑な山容を見せています。また、榛名山周辺には伊香保温泉をはじめ各種の温泉が出ています。信仰としては、有名なところだけでも榛名神社、水沢観音といった寺社が山中にあります。 榛名山に関係する伝承では、巨人ダイダラボッチが、富士山、浅間山、榛名山を競争で作り、あと一息というところで富士山のだいだらぼっちが勝ったという民話や、榛名神社が諏訪神社から井戸を通して食器を借りたという民話や、弘法大師が杖を刺して井戸を掘ったという民話が残っており、山岳信仰が盛んだったことをうかがわせます。 |
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