竹久夢二伊香保記念館

北部地区 西上州 軽井沢地区 西部地区 その他
北軽井沢 浅間・嬬恋 碓井・横川 旧軽井沢 軽井沢駅 南軽井沢 中軽井沢 信濃追分 万座・白根 草津・吾妻
 榛名高原・伊香保温泉観光ガイド
■草津温泉の観光
■草津温泉・共同浴場
■六合村の観光
■吾妻川の観光
■倉渕地区の観光
■榛名高原の観光
  榛名神社
  榛名湖
  榛名山
  榛名山ロープウエイ
  榛名「湖畔の宿」記念公園
  竹久夢二のアトリエ
  榛名歴史民俗資料館
  県立榛名ビジターセンター
  榛名湖温泉
  水澤寺(水澤観音)
  旧ハワイ公使別邸
  石段街
  蔵座敷
  大正ロマン夢の館
  伊香保 保科美術館
  伊香保おもちゃと人形・自動車博物館
  伊香保切り絵美術館
  伊香保システィーナ美術館
  竹久夢二伊香保記念館
  徳冨蘆花記念文学館
  群馬県立伊香保森林公園
  伊香保保科美術館
  切り絵緑の美術館
  群馬ガラス工芸美術館
  珍宝館
  ハラミュージアムアーク
  渋川スカイランドパーク
  箕郷梅林
  箕郷芝桜公園
  かみつけの里博物館
  土屋文明記念文学館

サイトマップ(総合)
サイトマップ(草津・六合村・吾妻渓谷)
リンク
トップページへ戻る

竹久夢二伊香保記念館

 竹久夢二は、明治17年9月16日、岡山県の酒屋に生まれました。早稲田実業在学中、雑誌『中学世界』にコマ絵「筒井筒」が一等入選し、初めて世に名をあらわしました。夢二はまた日本各地を旅行し、晩年には欧米も訪れました。しかし帰国後、肺結核となり昭和9年、51歳(数え年)でこの世を去っています。
  竹久夢二が、はじめて伊香保を知ったのは加藤ミドリさん(旧姓松沢)からのファンレターでした。大正8年に伊香保を訪れて以来、伊香保の気候、風土、人情が夢二の心を捉え、晩年には「榛名山美術研究所」建設という大きな構想を立てていました。 絵画の他、デザインや本の装幀、詩や俳句など幅広く活躍しました。

 群馬県の中部、榛名山の中腹に位置する町、伊香保。万葉の時代、現在の榛名山一帯は伊香保嶺とよばれ、万葉集の東歌のうち上野国(群馬県)の部でもっとも多く歌に詠まれたのが伊香保でした。 夢二と伊香保との出会いは、少女からの一通の手紙で始まります。

 「夢二先生、先生は伊香保にいらっしゃったことがおありでしょう。私は、そのとき『先生は夢二先生でしょう』とお聞きしたかったのですが気が引けて言えませんでした。」

  夢二のもとへ伊香保の少女からの手紙が届いたのは明治44年のことでした。

 「愛らしいお手紙うれしくうれしく拝見しました。イカホとやらでお逢ひになったのは私でありません。それが私であったろうならと心惜しく思はれます。お逢いする日があったらその日を楽しみませう。さらば春の花の世をすごさせたまへ」

  夢二がはじめて伊香保を訪れたのはそれから8年後の大正8年のこと。当時あの『宵待草』が日本中で歌われ、夢二の名は不動のものとなっていました。