小串鉱山

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小串鉱山


 破風岳から見下ろす所に、小串鉱山があります。1971年に廃坑になってしまった硫黄鉱山の集落跡です。こんな山奥に、最盛期は2000人もの人が住み、学校やスーパーや、遊園地までがあったというから驚きます。ただ現在は、草木も生えない土山と、集落があったはずの平地、半分崩れている山です。

 ちなみに廃坑ですから、どのガイドブックにも載っていません。つまり、穴場中の穴場です。小串鉱山は廃墟ではありますが、かつて3万人の人間が働いていたという日本で2番目に大きな硫黄鉱山でした。その昔、山津波が訪れて壊滅的な打撃を受け、閉山となってしまった悲しい歴史があるところです。

 昭和12年には、大規模の山崩れが起こり、245名もの方々が亡くなりました。犠牲になったのは鉱山で働いていた大人だけでなく、31名の児童も含まれていました。山崩れがきっかけで廃坑に追い込まれたのではなく、その後も小串鉱山は、事業を拡張しつづけ、昭和44年には、全国の硫黄生産の10パーセントを生産していたのです。

 鉱山跡には、硫黄を運んだ鉄塔や、発電所などがぽつぽつと残ってはいますが、全ては時と共に風化し、土に帰りつつあります。今、鉱山跡を守る者は、天然記念物の日本カモシカだけとなりました。